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オナ禁100日達成で起きた変化。継続できた理由。【途中からは意識しない?】

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 この記事では、大真面目な話をします。

 また、男性向けの記事であることも先に注意書きしておきます。


 
 それは、筆者の私が100日間、いわゆるオ○禁に取り組んだ結果の体験記です。


 話の性質上、ブログをBANされる可能性が無くもないので、
 本文では、以下、「禁欲」と表記します。


  
 初めに断りを入れておきますが、今回の禁欲では俗に言う、モテ効果に焦点は当てませんでした。

 私は高校時代に禁欲を知って、そこそこの効果を体験しています。

 その時の最高記録は34日。禁欲がもたらすメリットの、ほんの一部に触れたに過ぎませんでした。

 私はそこで、他の方々の体験談に加わっても遜色のない結果を出しましたが、リセットによる後悔もありました。モテ面での不思議な変化もありましたが、そちらの話はまた別の機会にしたいと思います。

 その後、大学時代に長きに渡る「猿堕ち」を経験してから、2020年に、再びこの世界に舞い戻りました。


 当時とは禁欲の目的や考え方も変化があり、今回はモチベーション・行動力・生産性アップに主な比重を置きました。

また、並行して行ったのは、主に、

・筋トレ
・瞑想
・欲望への対処

の三本柱です。

 筋トレと瞑想については、メンタリストDaiGoさんが動画でよく挙げていたことと、他の禁欲者の方々が数多く行っていることから、これらを核となる習慣として実践していきました。

・瞑想は、最初は数分もじっとしていられなかったのが、50分以上の瞑想をできるように。

・筋トレは、動画や本を観て勉強・習慣化していきました。
 運動後のプロテインの摂取と、腸内環境のバランスを取るためにヤクルト等の乳酸菌飲料を毎日夕食後に摂取。

(DaiGo氏はこの記事で言う禁欲に関しては否定的な立場を取っているが、過去の書籍、『短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術』では禁欲にまつわる相談への示唆として、効果的な手法が書かれている。もちろん禁欲以外の面でも一読の価値あり


※個人的には、禁欲そのものよりも、浮いた時間とエネルギーをきっかけとして行う、筋トレなどの習慣や新しいことへの挑戦、

そして、欲望への対処を知りかつ継続することで、「自分の人生をコントロール出来ているという自己効力感」が得られることに意義を見出しているので、氏が動画で示す研究結果はあまり気にならない)
 

 そして、ようやく、初めての100日目に到達しました。

 初期は、数多くの失敗を繰り返し、自分で決めた最低ラインの3日すら達成できない始末。

 なんとかしなければと思い、Twitterで禁欲垢を作り活動。進捗の定期的な報告をつぶやきました。

 しかし30日程度で挫折。

 その後も約60日、60日、30日と続いて伸び悩んだのち、今回100日を達成しました。

 今回はうまく波に乗れた、というのもありましたが、それ以上に戦略もありました。

 私が取った作戦は、コミュニティに入ることでした。

 元々2回目の途中で目をつけていた、とあるDiscordの禁欲コミュニティに加入しました。

(YouTubeで、禁欲日記、等のワードで検索すると幸せになれるかもしれません。私は後述の理由で、その禁欲サーバーの趣旨からは外れた活用をしているので、大々的な紹介はあえて自粛させていただきます。ですが、良いコミュニティでしたし、今後も月ごとのサーバー移動の時は欠かさず入り続けるつもりです、とオススメしておきます)
 
 Discordのサーバーだと、Twitterよりも、プッシュ通知で他の方の禁欲報告が飛んでくる頻度が圧倒的に多く、励みになりました。

 サーバーでは、なんとなく、日数の報告が推奨されているような空気があるのですが、私はいつものように30日目を超えたあたりから、一切の投稿やいいねを辞めました。

 Discordアプリを開いたり、通知をタップしたりするなどで、禁欲サーバーの投稿を直接見る頻度を、最低限まで減らしたのです。

 ここで、私があえて行ったのは、目標を達成するまでは一切の報告をしないことです。

 さらに、なるべくコミュニティを開かずに過ごしました。

 禁欲用のTwitterも完全にログアウト。

 ただし、Discordサーバーのプッシュ通知だけは切りませんでした。

 たまに飛び込んでくる誰かの禁欲活動だけを目に、粛々と禁欲に励みました。

 なぜ、このような本末転倒とも思えることをしたのか。

 それは、中途半端な日数での失敗を続けるうちに、過度に意識するよりも、忘れることの方が、長い目で見れば目標に近づけることに気づいたからです。

 先に挙げた『超習慣術』でも、誘引そのものを遠ざける(意識しないように、環境を変える)ことの重要性がテクニックの一つとして示されています。

 つまり私の場合、禁欲を意識しすぎて、かえって逆効果になっていたのです。

 正直なところ、Twitterで禁欲報告をしていた時期は、必要以上の交流が煩わしいなと感じる部分がありました。禁欲のタイムラインを一日に何度も追うことで、逆にソッチ系のことが気になってしまいましたし。
 
 この記事を書いている間にも、さっさと書き上げてシンプルな禁欲生活に戻りたいと考えています。

 冗談はさておき、うまく行かない方はこのように視点を変えて、少しだけ「ずらした」方法でやってみるのもありだと思います。

 私の場合は、月のコーヒー代よりも価値があると確信し、有料(月ごとに百数十円)の、管理体制がしっかりしていそうなDiscordコミュニティに参加しましたが、

 Twitterなどで同じ志を持った仲間を募集し、通知で禁欲報告が活発に飛んでくるような、野心的な禁欲サーバーを自分で作るのも良いかもしれません。

 私のように交流に疲れてしまうのであれば、あまり浮上せず、プッシュ通知勢にシフトしていきましょう。

 もっとも、私のようなタイプだけでなく、積極的に報告や進捗を投稿することで日数を伸ばせるタイプの人が集まっていることが重要ではあります。

 交流を犠牲にしてでも、ある程度日数が伸びたら禁欲を「意識せずに」自然に出来るようになることも重要。私の考えには賛否や向き不向きはあると思います。

 一つだけ言えるのは、こうしてコミュニティに入ることだけで、実際の交流が少なくても、「周辺的社会性」というものを利用して日数を伸ばせるタイプの禁欲プレイヤーもどこかにいるということです。

 このタイプのプレイヤーにとっては、同じ志を持った仲間というのは、直接的な関わりがなくとも、最低限の繋がりだけで心強いものです。

 「周辺的社会性」――、分かりやすいのは、ネトゲ(MMO)のソロプレイを好むかどうかでしょう。

 このタイプの人々は、(例外もありますが)一人でゲームをプレイすることで基本的には満足です。しかし、ネトゲというかたちで他プレイヤーと同じ世界観に属するだけでも、他者との繋がりを感じられ、プレイ体験の向上を図れるのです。

 禁欲界隈にも、周辺的社会性がキーとなるソロプレイヤーは確かに存在すると思います。あるいは、まだ自分では、「適度な孤独感と、同じくらいの適度な繋がり」の重要性に気がついていないだけかもしれません。

 魔王、大型モンスター、ムラむら大魔神、マーラ様……この際、呼び方は何でも良いでしょう。

どこかの誰かと共に、この禁欲MMOの、偉大なる討伐クエストを達成しようではありませんか。


【実際に起きた変化】

・禁欲初期はとにかくエネルギーのみなぎりを感じました。睡眠の質が上がったのか、早起きに。

・筋トレも瞑想も、心無しか習慣化が早々にうまくいった。

・仕事で失敗をしても、切り替えが早く(うまく)なった。

・資格の勉強や読書の集中力が上がった。


・途中から、睡眠時間が元に戻る。
 禁欲前のような倦怠感を感じることも増えてくる。

・禁欲の反動だったのか、とにかく、物欲がガツンと増えた。
 一時的に、ネットショッピングで浪費することが多くなり、届く荷物と段ボールも増えてしまう。

・食欲も増えた。(私の場合は増量して筋肉もつけたかっため、メリットにしかなりませんでした)

・途中からは、脳のはたらきを上げるために、健康的な食品(ナッツ、アボカド)を摂るように習慣化。


 そして、70日目あたりから根本的な変化が訪れました。


・物欲が減ってきた。YouTubeで金融リテラシー系の動画を見つけ、リセールバリューという考え方に触れた。

 何を買って何を買わないか。安物買いの銭失いになっていないか。少しずつではありますが、身についてきました。
 リセールバリュー思考を知り、ほとんどの物が大して欲しくないと気づいてからは、ネットショッピングへの欲も落ち着く。

スマホ格安SIMに変更。コンテンツを封印したことから、データ容量を使わずに安心して過ごせている。
・ソッチ系も含め、月額コンテンツのほとんどを解約。

格安SIMへの乗り換えと併せて、固定費の削減(実質収入増)ができた。現在はYouTubeプレミアムのみ

・長時間の瞑想をほぼ毎日継続。科学的な効果がみとめていられると、安心して行える。禁欲にはピッタリだ。

・日々を新鮮に感じることが多くなった。いわゆる、まだ行為を知らなかったあの時の、小学生時代の夏休みような感覚。

・これが本当に素晴しくて、創作意欲や新しいことに挑戦したいという気持ちも高まっていった。
 YouTubeを始め、昔プレイしていたオンラインゲームの紹介動画シリーズを投稿。
 ブログを再開。記事のアイデアや下書きを書き貯める。
 金融リテラシー系の動画を視聴。再生リストを制覇。
 株式投資の勉強と積み上げ(投機はせず、長期でじっくり増やしていく方針)を行う。等々。
 
(正直このあたりの変化は、100日だけの私個人の体験よりも、他の先人たちの足跡のほうが参考になりそうです)



【実践した禁欲ライフハック

・一時的な欲求は、スマホテトリスのアプリを3分間だけプレイすることでかなり収まる。

(テトリスの公式アプリはストアから無料でダウンロードできるので、予めスマホに入れておいて、気軽に試してみてはいかがでしょうか)

・さらに場所を選ばず手軽なのは、母親の顔を思い浮かべる方法。

スマートフォンのグレースケール機能を活用する。

 これが禁欲の中でもかなり貢献した行動で、

 私の場合は、Androidのグレースケール(「設定」→「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」→「お休み時間モード」)を利用。iPhoneでも同じような機能があるとのこと。

 肌色を認識しないことで、YouTubeや調べ物の際に、うっかりそれ系のコンテンツが目に入ってしまったときの保険にもなる。

・LINEとTwitterの通知を切る。
 アダルトよりも、スマホ依存への対策だが、結果的にスマホというトリガーに触れる機会が減り、禁欲に貢献した。

・部屋にティッシュを置かない。地味だが、振り返ってみれば、かなり衝動の抑制に貢献していたらしい。枕元に箱ティッシュがあること自体も誘引のひとつなのだろう。

・グリーンエクササイズとして、YouTubeで自然系の動画を、プレミアムのオフライン再生、または低画質で音だけ流しながら作業した。気持ちがすっきりするので、ストレスをリセット行為で満たそうとするのを回避できる。作業中は集中力アップも狙える。


 【まとめ(感想)】

 実際に100日間の禁欲をして感じたのは、何度かリセットをしても、腐らずに続けていれば、「行けそう」、「行ける」、となんとなく確信するタイミングが訪れるということです。

 心理学には、「もうどうにでもなれ効果」という厄介なものがあります。

 いわゆる、ダイエット中に一つだけお菓子をつまんでしまった結果、「チョコレートを食べないルールだったのにやってしまった……もう今回のダイエットは失敗で良いよね!」、となって、やけ食い、という例を思い浮かべると判りやすいと思います。

 同じことが禁欲にも起こり得ます。

 いかに一度のリセットで腐らず、

 かつ、禁欲のためのテクニックを駆使して、欲望と付き合っていくか。

 ですが、これが本当に難しいです。私も、ほぼ高校ぶりの禁欲再開で、最初の30日を達成するまでに苦心しました。

 結局のところ、自己嫌悪に陥らず、本当の意味で自分に優しくするマインドセットリカバリーを欠かさず、
 そして、誘引となる刺激を徹底的に遠ざけること。

 これに尽きると思います。


 欲望の強さというのは、根性論だけでどうにかなるものではないものです。
 
 禁欲のための小さなライフハックの積み上げと、失敗しかけたり、本当に失敗してまった時、いかに自己嫌悪や「もうどうにでもなれ効果」に陥らずにリカバリーができるか。
 両輪のバランスがあって初めて成り立つのだなと実感しました。


 今後は更に効果を上げるために、エ□禁の徹底×反動による落ち込みへの対策(筋トレや瞑想の強化、生活習慣、良い食習慣の継続、モチベーションを上げてくれそうな本を読むetc.)に注力します。

 ポルノへの依存がメンタルヘルスに悪影響をもたらす超常刺激であることについては、
 鈴木拓さんの『最高の体調』に、

 そして、禁欲そのものに焦点を絞った記述は、デイヴ・アスプリー氏の『シリコンバレー式超ライフハック』で生産性を上げるテクニックの一つとして触れられています。



最後に、私の歩んできた記録を上げて終わりにします。

(1枚目は下から上へ。過去記録の細かい開始日数は 
カウントの都合や記録ミスのため誤差あり)
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 そして、今後、禁欲のさらなる成果をお届けすることを確信しています。




 結びに。

 今回、100日という悲願を達成し、ブログの記事としてまとめる程度にはなれたので、私の禁欲道は、ここで打ち止めとなっても良かったし、最初はそのつもりでしたが、衝撃の事実を知りました。

 依存症には、5つの段階があり、

離脱期(0〜15日目)、

ネムーン期(16〜90日目)

「壁」期(90〜180日目)、

適応期(180〜270日目)、

解決期(270〜360日目)、

と続いているというものでした。


 そして、私が現在いる「壁」期は、その名が示す通りの、最大の停滞の時。

 欲望をコントロールできたという達成感に得意になっていた私は、未だに、「壁」期――、依存症と言う名のお釈迦様の手のひらの中をグルグル回っていただけの、西遊記孫悟空――「猿」でしかなかったのです。

 さらに、100日以上を余裕で更新するランカーの方々の存在も、Twitterや禁欲コミュニティを通じて知ることとなりました。

 こうしたデータに触れた上で、私が解決期まで禁欲を続けるかどうかは自分にも分かりません。

 しかし、ひとまず現在は、この壁を超え、次なるステージである、200日を目指すしかないと信じ、継続中です。

 なぜなら、私はこの事実を知った時から既に、大きなものへの畏怖と同時に、新たなる地平を見たような、胸の高鳴りも感じていたのです。

 この胸の高鳴りが、欲望が見せる幻想の延長に過ぎないのか、それとも、禁欲プレイヤーに起こりうる、さらなる変化への胎動なのか。

 それは、いずれあなた自身が知ることになるでしょう。